EPFって何?
EPFとは日本の年金制度のようなものです。マレーシアのEPFは外国人でも加入することができ、配当率もいいので将来の積立におすすめです。
この記事ではEPF(マレーシアの従業員積立基金制度)についての解説と資料作成から手続きの方法まで詳しくご紹介していきます。
下記でお悩みの方におすすめです。
・EPFについて詳しく知りたい
・マレーシアの年金制度について知りたい
・将来の不安を解消したい
・EPFってどうやって加入するの?
・書類の作成方法がわからない
・手続きの仕方が知りたい
そんな疑問にお答えしていきます。
EPFとは
EPF(Employees Provident Fund)とは、マレーシアの従業員積立基金制度のことで、日本でいう年金制度のようなものです。退職金制度がないマレーシアの老後資金の積立を目的として1991年に従業員積立基金法により設立されました。事業者と従業員がEPFに毎月積み立てを行い、積み立てた金額の上に配当が加算されて払い戻されることになっています。マレーシア国民または永住者である従業員にはEPFの納付が義務付けられていますが、マレーシア国民または永住者以外の外国人労働者は、基本的にEPFの納付義務はなく、納付を希望するものは手続きが必要です。
積立額
▼ マレーシア国民の場合
・60歳未満、RM5000未満/月収の場合:事業者 月収の13%、従業員 月収の11%
・60歳未満、RM5000以上/月収の場合:事業者 月収の12%、従業員 月収の11%
・60歳以上、RM5000未満/月収の場合:事業者 月収の6.5%、従業員 月収の5.5%
▼ 自営業者の場合
・政府 拠出額の5%相当(年間最大RM60)、 事業者本人 任意(最低RM50〜)
▼ 外国人労働者の場合
・事業者 RM5/月、従業員 月収の11%
2020年4月1日からマレーシア政府は新型コロナウイルスの影響による対策として 60歳以下の従業員のEPFの積立額について、月収の11%→7%へと減額されることになりました。(一時期間の対策の為、元々の積立率に戻っている可能性があります。新着情報はEPFの公式ホームページよりお確かめください。)
配当率
年度により配当率は変動します。最低2.5%の配当保証があり、2019年度の配当率は5.45%でした。
払い戻しのタイミング
▼ マレーシア国民の場合
55歳またはそれ以降に本人が仕事を退職した際に積み立てた金額に配当が加算されて払い戻されます。
・50歳以上の場合
・家を建てる場合
・本人または子供が進学する場合
・承認された病気や医療機器での治療が必要な場合
▼ 外国人労働者の場合
赴任が終了し、帰国する際、書類を提出することで積み立てた全額に配当が加算されて払い戻されます。
EPF申請書類作成方法と手順
①外国人労働者のEPF申請に必要な書類を準備する
▼ 必要書類
・パスポートまたは有効な就労許可証またはビザ
・Form KWSP 16B
・KWSP 3(Registration)
・KWSP 17A(AHL)
②書類作成
Form KWSP 16BはKWSP(従業員積立基金)に提出する書類になります。
上記の赤枠には事業者(会社)のサインが必要になります。
KWSP 3(Registration)はKWSP(従業員積立基金)に提出する書類になります。
KWSP 17A(AHL)はKWSP(従業員積立基金)でEPF登録が完了後、事業者(会社)に提出する書類になります。
Member Noの欄にはKWSP(従業員積立基金)の窓口でEPF登録が完了するとMember Noが発行されるので発行後、事業者(会社)に提出する前に記入してください。
積立率は増額を希望しない限り11%と記入ください。
リモートワークにより会社からのサインが原本ではなく、Emailで送られてきている場合は会社から送られてきたEmailをKWSP(従業員積立基金)の窓口担当者へ証拠として転送する必要があります。メール送信先は窓口にて教えてくれます。
③KWSP(従業員積立基金)でEPF登録を行う
最寄りのKWSP(従業員積立基金)でEPF登録を行います。
⑴到着すると受付で番号札を受け取ります。
⑵電光掲示板に番号が表示されたら指定の窓口へ向かいます。
⑶窓口で下記の書類の提出します。
・パスポートまたは有効な就労許可証またはビザ
・Form KWSP 16B
・KWSP 3(Registration)
⑷指紋登録をします。
EPF登録完了
EPF登録完了の書類とSMSでPassword受け取ります。
黄色い枠のMember Noに表示されている番号がEPFの登録番号になるのでKWSP 17A(AHL)の書類に追記してください。
携帯にSMSのPasswordが送られます。このMember NoとSMSのPasswordは次の項目のEPFアカウントを作成する際に使用します。
④パソコンでEPFアカウントを作成する
パソコンでEPFアカウントを作成します。KWSP(従業員積立基金)内のパソコンを自由に利用することができます。
KWSPの公式サイト(https://www.kwsp.gov.my)にログインします。
⑴黄色枠のLOGINをクリック
⑵黄色枠のMEMBERをクリック
⑶USER IDの欄にMember NO(EPF登録完了の書類の一番上に記入されています。)を記入し、NEXTをクリック
⑷PASSWORDの欄にSMSに送られてきたPasswordを記入し、Loginをクリック
⑸User IDとNew Passwordの登録を行います。(8文字〜16文字未満の英数字)
EPFアカウント登録完了
KWSPの公式サイトにログインをするとEPFの積立状況が確認できるようになります。
⑤事業者(会社)へ「KWSP 17A(AHL)」とEPF登録完了の書類を提出する
KWSP(従業員積立基金)でもらったEPF登録完了の書類とKWSP 17A(AHL)を会社に提出します。受理されると給料からEPFの積立金が引かれるようになります。
まとめ
将来の不安は誰しもお持ちではないでしょうか。海外移住者ならなおさら不安を抱える方も少なくないかもしれません。マレーシアの年金制度は積立方式で貯蓄ができ、配当額も上乗せされるので個人的におすすめです。将来的な蓄えを考えている方は是非参考にしてみてください。
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