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2021年6月|マレーシアのコロナ事情

コロナ関連

マレーシアでは現在過去最大の感染者数に達し、2021年6月1日から完全ロックダウン(FMCO)がスタートしました。

この記事では現在完全ロックダウン(FMCO)中のマレーシアコロナ事情をご紹介していきます。

▼ この記事はこんな方におすすめ
・渡馬をお考えの方
・新型コロナウイルス事情について知りたい方
・規制制限(SOP)について知りたい方
・現在のマレーシアの状況を知りたい方
・ワクチン事情について知りたい方

上記の方に向けて記事を作成しました。是非参考にしてみてください。

2021年6月現在マレーシアのコロナ事情

感染者数

冒頭でも少しふれましたが、現在マレーシアでは新型コロナウイルスの第三波に直面し、過去最大の感染者数に達しています。果たして現在の感染者数がどのくらいなのか日本の感染者数と比較しながらご紹介していきます。

2021年6月4日の感染者数で比較しています。

マレーシアの感染者数
・マレーシア人口:約3,000万人
・新規感染者数:7,748人/日
・死者:86人/日
・1日感染者数の人口比率:約4000人/1人
※参照:MySejahteraアプリケーション

日本の感染者数
・日本人口:約1億2500万人
・新規感染者数:2,595人/日
・死者:86人/日
・1日感染者数の人口比率:約48,000人/1人
※参照:NHK 新型コロナウイルス特設サイト

上記からもわかるように現在マレーシアの新型コロナウイルスの感染者数は1日あたり約4000人に1人が感染している計算になり、日本の感染者数のなんと10倍強にあたる深刻な状況にあります。完全ロックダウン(FMCO)がスタートする前と比べても現段階ではあまり感染者数に変動はありません。政府の発表によると2021年6月1日〜14日の間で完全ロックダウン(FMCO)が実施される予定ですが、感染者数がこのまま減少しなければ期間延長になる確率が高そうですね。

▶︎ マレーシアの新型コロナウイルスの進捗状況はMySejahteraのアプリケーションよりご確認いただけます。

完全ロックダウン(FMCO)による規制制限(SOP)

現在完全ロックダウン(FMCO)中の規制制限(SOP)についてご紹介していきます。

▼ 完全ロックダウン(FMCO)による規制制限(SOP)
・6月1日から14日まで、すべての社会・経済活動は許可されない
(必要不可欠なサービスに指定されるものは例外)

・操業が許可される製造業及び製造業関連サービス部門の労働キャパシティは60%とする
しかし以下の産業については、出勤キャパシティは最適化が可能(労働キャパシティは60%制限なし)
⑴農業、漁業、畜産業及びそれらのチェーン産業
⑵プランテーション業、商品先物取引業とそれらのチェーン産業
⑶建設業

・必要不可欠なサービスに指定された部門の店舗の営業時間は午前8時から午後8時まで営業が許可
(指定されていない部門の営業は許可されない)

・州・地区間移動は禁止(例外あり)

・生活必需品の購入のための外出は、1世帯あたり2名まで、居住地から半径10km以内の店舗へ行くことが可能

・医療(PCR検査を含む)と緊急の場合のみ、患者を含む最大3名まで、居住地から半径10km以内、または半径10km以内に医療機関がない場合は居住地から最も近い医療機関へ行くことが可能

・タクシーは運転手を含めて2名のみが乗車可能(乗客は後部座席に座ること)

・公共交通機関は、飛行機を除いて、50%まで乗車容量を抑えれば営業を許可

・公務員の出勤率は20%まで可能(必要不可欠なサービスに指定された民間部門の職員の出勤率は60%まで可能)

・5月31日までに発行された越州許可証は無効、新たに6月1日以降に新規発行が必要

・午後8時以降は自宅にいることを政府は希望(午後8時以降の外出禁止令は施行されない)

・教育機関は閉鎖(保育園や幼稚園などの必要不可欠なサービスでの共働きの家庭のための営業は可能)
 ※一部省略

※2021/6/5時点の情報です。状況に応じて変更される可能性があります。最新情報は在マレーシア日本大使館の公式ホームページをご確認ください。

ワクチンについて

現在マレーシアでは国家ワクチンプログラムを実施しています。ワクチン接種は任意であり、無償で提供されます。

国家ワクチンプログラムについて

政府は全てのマレーシア居住者(マレーシア人及び外国人)に無償でワクチン接種を提供し、2022年2月までに成人人口の80%の接種を目標にしています。ワクチン接種は任意で、希望者はMySejahteraアプリケーションより申請が必要になります。

ワクチンの種類

・ファイザー社(アメリカ)
・アストラゼネカ社(イギリス)
・Sinovac社(中国)
・CanSino社(中国)
・ガマレヤ研究所(ロシア)

基本的にワクチンの種類を選ぶことができませんが、アストラゼネカ社のワクチンのみ予約登録することができます。現段階でアストラゼネカ社のワクチン第2回予約登録は終了されています。

接種実施時期

第1段階 2021年2月から2021年4月にかけて実施
対象者:政府・民間医療従事者、必要不可欠なサービス及び防衛サービスを行うフロントライナー
対象人数:50万人

第2段階 2021年4月から2021年8月にかけて実施
対象者:残りの医療従事者や基本的なサービスを行う者、65歳以上の高齢者、ハイリスク群(心臓病、肥満、糖尿病、高血圧などの慢性疾患を有する者)及び障害者(OKUカードを有する者)
対象人数:940万人

第3段階 2021年5月から2022年2月にかけて実施
対象者:18歳以上の居住者(マレーシア人及び外国人)
対象人数:1,370万人以上

COVID-19ワクチン接種後の重篤な副反応に係る補償

政府より発表されているワクチン接種後の副作用による補償は下記になります。
(1)ワクチン接種後に重篤な副反応が発生し、長期の入院治療が必要となった場合は、RM50,000を支給する。
(2)ワクチン接種が原因で永久的な障害又は死亡が発生した場合、RM500,000を支給する。

完全ロックダウン(FMCO)中の街の様子

完全ロックダウン(FMCO)開始時のクアラルンプール中心地の様子

クアラルンプールの中心地は閑散としていますが、ショッピングモール内は生活必需品を購入するために割と人が来館しています。

まとめ

マレーシアのコロナ事情についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。パンデミックの影響により今まで当たり前にできていた活動が制限され、ストレスを溜めている方も多いかもしれません。できないことを挙げてしまうとキリがないですが、今だからこそできることやこの機会に心機一転を考えてみたりとこの自粛期間がマイナスの出来事で終わるのではなく、プラスのきっかけになるように過ごしていきたいものです。この記事が少しでも多くの方の参考になれば嬉しいです。

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マレーシア在住歴3年。Nblogではマレーシアで美味しかったレストランや役立つ生活情報などをブログを通して発信しています。是非他の記事も覗いてみてください。

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